スミゾメハキリバチ

2018.6.30撮影

ハキリバチ科。学名:Megachile willughbiella sumizome。体長10〜15mmくらい。

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お久しぶりです。

今回は、ハキリバチさんです。

僕は、小学生の頃から、ハキリバチが大好きなんですよ。

2018.6.29撮影

だってこんなに可愛いんだから。。

大きくて真ん丸い目。。ふさふさと生えた白い毛。。そして、若干開いたままの大顎。。たまりませんっ!

僕のTwitterアカウントのユーザー名が、「@HaKiRiN4」なのも、ハキリバチが大好きだからなんです。

2018.6.30撮影

そして、今回は、「スミゾメハキリバチ」。

以前は、 このハチのオスを「ムナカタハキリバチ」、メスを「スミゾメハキリバチ」という風に呼んでいて、オスとメスを別種とみなしていたのですが、

数年前に、同種であることが判明して、呼び名が「ムナカタハキリバチ」にまとめられました。そして、その亜種が、「スミゾメハキリバチ」とされました。

具体的には、

北海道に生息するのが 基亜種ムナカタハキリバチで、本州〜九州に生息する亜種がスミゾメハキリバチです。

そして、この、ムナカタハキリバチとスミゾメハキリバチ、実は、オスでは区別不可能なんです。ただ、メスは一瞬で区別可能です。

というのも、

ムナカタハキリバチ(北海道)は、メスの体毛が茶色である一方で、

スミゾメハキリバチ(本州〜九州)は、メスの体毛が黒いんです。

まさに「墨染め」といった感じで、真っ黒い体をしています。

(メスの写真は撮ったことないので、、すみません。 ホントに真っ黒な体なんです。)

ということで、次は、オスの説明をしていきます。

前脚に注目!

なんか綿毛みたいになってる。。

こんな特徴を持つハキリバチは、他に、ヤマトハキリバチとフルカワフトハキリバチしかいません。

フルカワフトハキリバチの場合は、この毛の先端が黒くなっているので、区別できます。

また、ヤマトハキリバチの場合は、脛節がここまで扁平にはならないので、区別できます。

なんのために、こんな綿毛みたいなものを脚に着けてるのか。。。不思議です。。

では、また。

キイロスズメバチ

2013.11.23撮影

スズメバチ科スズメバチ亜科。学名:Vespa simillima xanthoptera

体長:1.5〜3cmほど

エゾキイロスズメバチ(ケブカスズメバチ)の亜種。

※エゾキイロがキイロの亜種なのではなく、逆なので、注意。

似ている種類: キオビホオナガスズメバチ本州亜種の女王蜂

キオビホオナガの女王蜂は、腹部の上から2番目の黒い部分が五角形状になっているそうです。。 

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さあて、スズメバチさんです。

皆さんは、スズメバチを見たら、怖いとしか思わないかもしれませんが、

スズメバチって案外可愛いんですよ。

僕は、小学生の頃、スズメバチが大好きで、飼育とかしてました。

↑今思うと、とても危険なことですねぇ。絶対に、みんなは真似しないで。。。

上の写真の個体も、僕が小学2年生の時に飼育していたのです。

↑虫好きになってから2年目にして、スズメバチの飼育してるとは、僕は変人ですね。。

でも、、見てくださいよ。可愛いですよね😉

大きな眼と長い触角、可愛い脚。。たまんない。。

でも、スズメバチを紹介するにあたっては、やはり、危険性についても説明しないといけませんね。

このキイロスズメバチ、体長が比較的小さいですが、、

非常に攻撃性が高いです。巣に近づくだけで、攻撃してくることも多々あります。

巣は、木の洞など、分かりにくい部分にあることも多く、気づかないうちに、巣の近くにいることもあります。

また、キイロスズメバチは、都市適応型スズメバチで、都会でも多く見られます。注意が必要です。

巣に近づくと、スズメバチは、カチカチと警戒音を鳴らします。

もし、その音が聞こえたら、ゆっくりとしゃがむ姿勢になって 巣から離れてください。

スズメバチは、動体視力が良いので、走って逃げると余計危ないです。

また、スズメバチは黒い部分を集中的に攻撃してきますので、髪の毛などを腕で隠すと良いです。。。

ツバメシジミセアカヒメバチ

ヒメバチ科ヒメバチ亜科。体長は5〜8mmくらい。

学名:Neotypus nobilitator。シノニム:Platylabus iwatensis。

ツバメシジミやヤマトシジミ、ウラナミシジミなどに寄生するらしい。

メスは、胸部が赤い。腹部に白い斑紋がある。

!

クロツバメシジミセアカヒメバチとよく似ていますが、クロツバメシジミセアカヒメバチは体長12〜13mm程度で 大きいです。

Neotypus taiwanusともよく似ていますが、

taiwanusは、顔の大部分が白く 前伸腹節が赤いので区別可能です。

参考文献https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/9307/1/10%281-2%29_p6-33.pdf

Dendrocerus属の一種

2020.7.05撮影

オオモンクロバチ科。

体長は1.8mmくらいでめちゃ小さい。

2020.7.05撮影

触角、すごすぎますね!! 櫛状!!!!! いやー、ほんとにスゴイ。

ヒメコバチ科にも櫛状の触角を持つものはいますが、

本種の方が、ヒメコバチのよりも櫛の分岐の数が多いですね。

櫛状の触角、顕微鏡写真