マツヘリカメムシ

2019.11.08撮影

ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科。学名:Leptoglossus occidentalis。

体長15〜20mmくらい。

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外来種です。

北米大陸原産の種類で、2008年くらいから日本に侵入してきたみたいです。

僕も、このカメムシ、最近まで全くみたことなかったのに、2019年ころから見かけるようになりました。

後脚がだいぶん特徴的ですね。

腿節の下面には とげとげが並んでる。

そして、何より、脛節の変な形!が気になる。

葉っぱ?みたいな形ですね。カッコイイ。

そして、白い斑点が一つ。

実は、同属に、アシビロヘリカメムシという、日本在来種がいるのですが、

その種類も似たような形の脚をしてます。

そして、背中の模様も興味深い。。

白い模様の部分を強調してみました(上写真)。

小文字の「h」のようにも見える。。

マツ「ヘリ(heri)」カメムシ の h ?

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とはいえ、見た目は結構地味な、マツヘリカメムシさん。

でも、実は、、、

翅開くと、、

H・A・D・E

 派 手                     (終)

クビグロアカサシガメ

2020.4.04撮影

サシガメ科ビロウドサシガメ亜科。学名:Haematoloecha delibuta。

体長:7〜10mmくらい。

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鮮やかな赤、そして黒。綺麗な模様ですよね。

腹部の縁の、「赤ー黒ー赤ー黒ー赤ー黒ー赤ー黒ー赤ー黒ー赤」

になってる部分も面白いです。

あと、触角も実は、お洒落です。

触角1節1節に、たくさんのもふもふした毛が生えてるんです!

これ、もっと体が大きかったら、大人気になるんじゃないかってほど、お洒落なムシ。

この種が属するアカシマサシガメ属は、どれもお洒落で独特な模様をしてます。

アカシマサシガメ、アダチアカサシガメ、イグチアカサシガメ、アシマダラアカサシガメ、ベニバアカサシガメ、ツシマアカサシガメとかがいるのですが、

それぞれの模様に個性があり、それらを図鑑とか使って比較しながら眺めるのは、

とっても楽しいことです。

クビグロアカサシガメは、名前の通り、胸部前方が黒いのが特徴ですね。

ところで、

アカシマサシガメ属の種の模様について、他の方が、とても面白いことを書いていらっしゃったので、紹介させていただきます。

https://hoshtani.blog.fc2.com/blog-entry-433.html

地蔵さんのように見えるとのこと….たしかに見えますね!

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マダラアワフキ

2019.11.17撮影 black brown white

アワフキムシ科。学名:Awafukia nawai。体長は10mmくらい。

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これも、個性的な模様!

茶色の体に、白い雲が浮かんでいるっ!

山地性で、個体数は多くない種類です。

オヌキシダヨコバイ

2019.11.17撮影 brown white yellow

ヨコバイ科シダヨコバイ亜科。学名:Onukigallia onukii

体長は5mmくらい。

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不鮮明な写真で、申し訳ない。

面白い模様ですよね。。この薄い茶色がたまらない。

このヨコバイは、山地性で少し珍しいヨコバイです。

シダヨコバイに似ていますが、小楯板の端っこに黒い部分があることで、区別できるようです。

2019.11.17撮影

クサギカメムシ

2021.4.04撮影 brown

カメムシ科カメムシ亜科。学名:Halyomorpha halys

体長:16mmほど。

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はい。来ました。クサギカメムシの番です。

臭い匂いを出すので、、、この種類が好きだという人は少ないかもしれませんね。。

冬あたりに、ものすごい大量にいますよね。。

ああ、そういえば、最近、京都大学で、クサギカメムシに関する面白い研究がなされていましたよね。。

紹介させていただきます。→http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2018/20181228/documents/20181228press.pdf

内容を簡単にいうと、

クサギカメムシの卵塊において、最初に生まれた幼虫が卵を割った振動が

他の卵にも伝わることで、一斉に孵化する

ということが発見されたんです!

はい、クサギカメムシさんすごい。

最初に孵化した子の、バキバキッていうほんのちょっとの振動に気づいて、

他の子達も一斉に孵化するんですね。。

面白い。。

…..

でも、クサギカメムシさん、生態だけじゃなくて、その体の模様も実は面白いんですよ。

2021.4.04撮影

ほら、点刻だらけ。。面白いですよね。。こんなふうになってるのかあって。

あと、単眼。。

赤いんですよ!! ルビーが体に埋められてるみたい。

「クサギカメムシの頭から、ルビーが発掘されました〜〜〜」なんちゃって。

あと、足の爪ね。ちょとピンク色に見えますよね。。

僕、ド田舎に住んでるんで、こういう感じの色の、大根の漬物(?)とかよく食べるんですよ。

なんで、ちょっと美味しそうな色ですね(笑)

ルリクチブトカメムシ

2019.5.19撮影

カメムシ科クチブトカメムシ亜科。

学名:Zicrona caerulea ←宝石の「Zircon」から来ているのかなぁ?

体長6〜10mm

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「カメムシ嫌いな方々、、見てください!!! こんな宝石みたいなカメムシいるんですよ!!」って主張したくなった。。

ホントに綺麗な瑠璃色ですねぇ。

玉虫厨子があるなら、瑠璃口太亀虫厨子もあってもいいんじゃないかみたいな(笑)

あと、実は、背中だけじゃなくてお腹まで真っ青なんですよ。

まさに、顔が青ざめる😨くらいびっくりな色のカメムシ!!

ちなみに、彼らは、肉食で、カミナリハムシ類を好んで食べます。

ナシグンバイ

グンバイムシ科グンバイムシ亜科。学名:Stephanitis (Stephanitis) nashi。

体長3mmほど。

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このブログでは、グンバイムシは初登場ですね!

グンバイムシは、独特な形態用語がたくさんあるので、、1つの写真にまとめてみました。

盤状域と縫合域の境界がイマイチよく分かってないので、間違ってるかもしれません

※種類によっては、側隆起がなかったり、翼状片がなかったりすることもあります。

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はい、では、ナシグンバイの特徴ですが、、

  1. 帽状部が楔状で狭く、複眼間の幅より狭い。
  2. 翼状片が大きく半円形をしてる。
  3. 側隆起が比較的長い。

この3つが主な特徴ですかね。

ナシグンバイに限らず、グンバイムシってほんとに不思議ですよねー。

なんで、こんなに、背中に隆起条があったりするんだろって。

ちょっと恐竜に似てますよね。

恐竜には、トサカがあるやつとか、背中にトゲがあるやつとかいるじゃないですか。

面白いです。

オサヨコバイ

ヨコバイ科オサヨコバイ亜科。体長約11mm。

学名:Tartessus ferrugineus。

2019.11.17撮影

緑茶のような色の体に、薄茶色の翅。。

僕は、緑茶大好きなので、すぐ 色を緑茶に例えてしまいます😅

2020.7.31撮影
2020.7.31撮影

オサヨコバイ、眼が特徴的です。二本の黒い線があります。

=_= みたいな感じですよね。なんかちょっと睨まれてるみたい(笑)

エサキモンキツノカメムシ

2020.7.28撮影

ツノカメムシ科ツノカメムシ亜科。 体長は12mmくらい。

学名:Sastragala esakii。 メス成虫は、卵や弱齢幼虫を守る習性がある。

ミズキ、ハゼノキなどの汁を吸う。

このカメムシのトレードマーク、小楯板の♡ですよねー。

まあ、▽の形になるときもあります。ただ、▽の個体も、とても素敵です。

よく似た種類に、モンキツノカメムシがいます。

モンキツノカメムシは、エサキモンキツノカメムシと比べ、

・前胸背が茶色でなく緑色である

・小楯板の紋がより ▽ っぽい(エサキの方でも▽の個体が時々いるので注意)

ですので、、区別可能です( ^ω^ )