ムネアカハラビロカマキリ

カマキリ科カマキリ亜科。体長:65〜85mmくらい。学名:Hierodula sp.

2020.10.03撮影

2010年に福井県で初めて確認されたのち、そこら中でたくさんの個体が確認されてきている外来種のカマキリさん。

(その後、2000年ごろにも見つかっていたことが判明しています)

本来の生息地は、中国南部とされています。

輸入された竹箒から、日本国内に侵入してきたのではないか、と考えられています。

外来種というのは、侵入先の国に、自分の敵となるものがまだそんなにいないので、どんどん増えていってしまうんです。

日本に昔から生息する生物たちは、「食うー食われる」の関係で、複雑に絡み合って、生態系は安定しています。

でも、急に そこに、今まで日本にいなかった種類が現れたら、、

まだ、その外来種とは「食うー食われる」の関係が構築されていないから、生態系は混乱する。

だから、外来種は深刻な問題です。

もともと生息していた場所では、生態系内でそんなに力を持っていなかったり、個体数が少なかったりしたとしても、

他の地域に入った途端に、個体数が急増したり、生態系内で力を持ってしまう。

それが 在来種の減少につながってしまいます。

カマキリは何も悪くないんですけどね^^;

彼らを日本に持ち込んでしまった人間の責任ですよね。

トゲナナフシ

2019.11.10撮影 brown

ナナフシ科エダナナフシ亜科。学名:Neohirasea japonica。

体長 60~70mmくらい。

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2019.11.10撮影

見て!!

胸部に 立ち並ぶ複数の山。山の先端は尖り、棘のようになっている。

イバラの棘みたいに見える。。

トゲを身に纏っていて、なかなか怖い姿をしているなあと思う人もいるかもしれんけど、

触ってみるとそこまで痛くないのだ。

それに、仕草はとってもカワイイ。

このギャップが好きだ。

ナナフシには、メスだけで単独で子を作ることができる種が多くいる。

それを「単為生殖」っていうんだけど、

このトゲナナフシもその1種。

しかし、全くオスがいないというわけでもない。

トゲナナフシの場合、オスは、1個体だけ日本で確認されているそうだ。

参考→http://micadina.web.fc2.com/neohirasea_japonica/neohirasea_japonica_male.html

ナナフシ…なかなか奥が深いムシである。