ツバメシジミセアカヒメバチ

ヒメバチ科ヒメバチ亜科。体長は5〜8mmくらい。

学名:Neotypus nobilitator。シノニム:Platylabus iwatensis。

ツバメシジミやヤマトシジミ、ウラナミシジミなどに寄生するらしい。

メスは、胸部が赤い。腹部に白い斑紋がある。

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クロツバメシジミセアカヒメバチとよく似ていますが、クロツバメシジミセアカヒメバチは体長12〜13mm程度で 大きいです。

Neotypus taiwanusともよく似ていますが、

taiwanusは、顔の大部分が白く 前伸腹節が赤いので区別可能です。

参考文献https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/9307/1/10%281-2%29_p6-33.pdf

ワタノメイガ

ツトガ科ノメイガ亜科。開張は25mm〜35mmくらい。

学名:Haritalodes derogata

食草は、ワタ、ムクゲ、フヨウ、オクラ、ハマボウなど。

2020.8.29撮影

ミルクの中にコーヒーを入れたみたいな色合い。美しいですね〜。

2020.8.29撮影

オオワタノメイガ(旧名ワタヌキノメイガ)に似てます。

後翅の亜外横線で区別できます。

オオワタノメイガ…太く直線的

ワタノメイガ…細く翅脈毎に波打つ。

ノザキトビケラヤドリユスリカ

ユスリカ科エリユスリカ亜科。体長約7mm。

学名:Eurycnemus nozakii。

色といい、形といい、独特なユスリカです。

ちょっとポテトチップスみたいな色ですね。

あと、脚が太いですね。

さらに、この種の大きな特徴は、

楯板が 前前胸背板を大きく越えて 前方に伸びています。

(要するに、胸部が前方に突き出しているということです)

こんな胸部のユスリカなんて知らなかったわけですから、僕は この種を初めて見た時、新種じゃんて思っちゃいました。「ウスチャイロトサカエリユスリカ」とか名前が似合いそうとか思ってました。

でも、日本のユスリカという本を買って、この種が既知種と知りました。

このユスリカは、生態も面白く、ユスリカとしては珍しい 寄生性の種だそうです。
ニンギョウトビケラの幼虫に寄生します。

オサヨコバイ

ヨコバイ科オサヨコバイ亜科。体長約11mm。

学名:Tartessus ferrugineus。

2019.11.17撮影

緑茶のような色の体に、薄茶色の翅。。

僕は、緑茶大好きなので、すぐ 色を緑茶に例えてしまいます😅

2020.7.31撮影
2020.7.31撮影

オサヨコバイ、眼が特徴的です。二本の黒い線があります。

=_= みたいな感じですよね。なんかちょっと睨まれてるみたい(笑)

Drino (Zygobothria) atropivora ?

ヤドリバエ科Exoristinae亜科。

和名:イモムシヤドリバエ。体長 1cmくらい。

シノニム:Drino hersei, Sturmia atropivora など。

スズメガ科に寄生する。

カレハガ科・ドクガ科・シャチホコガ科・タテハチョウ科・ヤママユガ科にも寄生するという記録もあるが、これらは誤情報の可能性が高いそうだ。

ocellar setaeはreclinate orbital setaeと同じくらい長い。ocellar setaeは、前単眼よりも前に位置する。

parafacialに毛は生えていない。中脚に2本のanterodorsal setaeがある。

剛毛が結構取れてます😅  額が広くて可愛らしいです٩( ᐛ )و

Twitterにて、小須田様より、色々教えていただきました。小須田さん、有難うございました!

※ただし、このハエが D. (Z.) atropivoraに近縁な未記載種の可能性もあります。未記載種の方が触角が長いそうです。おそらく、今回のはatropivoraと思いますが、間違ってたらゴメンナサイ。。

チョウトンボ

2020.7.18撮影

トンボ科チョウトンボ亜科。 学名:Rhyothemis fuliginosa

体長は35mmくらい。

はい、ものすんごいトンボです。こんな美しいトンボが実際にいるのか、と目を疑いますね。

翅の部分を拡大すると、翅脈がはっきり見えて、

翅室1つ1つが宝石のよう。。

見る角度を変えると、色が変わるのも趣深いです。

追記(2021.3.04)

この種に近縁な種として、Rhyothemis regiaが、最近 与那国島から見つかったとのことです。日本で初記録だそうです。すごいです。

サイジョウチョウトンボという和名がついたらしいのですが、この種の場合は 翅全体に光沢があるそう。僕もいつか見てみたいな〜。。

キンボシマルズオオハネカクシ

2020.6.03撮影

ハネカクシ科ハネカクシ亜科。 旧名:キンボシハネカクシ。

学名:Agelosus weisei  体長は約20mm。

2020.6.03撮影

金、金、金、、な虫。眼も丸っこくて、愛らしいです。

この虫を初めて見たのは、小5の時だったと思います。。

小学校の授業で、サツマイモかなにかを育てたときがあったんですけど、

その時に この虫が土の中から出てきたんですよ。

僕は、その美しさに仰天して、、、

授業が終わるまで、ずっと掌の中に閉じ込めていた、、。

思い出のある虫です。。。

Dendrocerus属の一種

2020.7.05撮影

オオモンクロバチ科。

体長は1.8mmくらいでめちゃ小さい。

2020.7.05撮影

触角、すごすぎますね!! 櫛状!!!!! いやー、ほんとにスゴイ。

ヒメコバチ科にも櫛状の触角を持つものはいますが、

本種の方が、ヒメコバチのよりも櫛の分岐の数が多いですね。

櫛状の触角、顕微鏡写真

キガシラシマメイガ

2020.7.26撮影

メイガ科シマメイガ亜科。開張は大体35mm。

学名:Trebania flavifrontalis

頭部以外は真っ黒。なのに、綺麗じゃありませんか?!

濃い黒と薄い黒を使って、綺麗に筋模様を描き出している。

墨絵みたいな感じかな?

2020.7.26撮影

一方で、頭部は真っ黄色。How interesting!