クサギカメムシ

2021.4.04撮影 brown

カメムシ科カメムシ亜科。学名:Halyomorpha halys

体長:16mmほど。

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はい。来ました。クサギカメムシの番です。

臭い匂いを出すので、、、この種類が好きだという人は少ないかもしれませんね。。

冬あたりに、ものすごい大量にいますよね。。

ああ、そういえば、最近、京都大学で、クサギカメムシに関する面白い研究がなされていましたよね。。

紹介させていただきます。→http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2018/20181228/documents/20181228press.pdf

内容を簡単にいうと、

クサギカメムシの卵塊において、最初に生まれた幼虫が卵を割った振動が

他の卵にも伝わることで、一斉に孵化する

ということが発見されたんです!

はい、クサギカメムシさんすごい。

最初に孵化した子の、バキバキッていうほんのちょっとの振動に気づいて、

他の子達も一斉に孵化するんですね。。

面白い。。

…..

でも、クサギカメムシさん、生態だけじゃなくて、その体の模様も実は面白いんですよ。

2021.4.04撮影

ほら、点刻だらけ。。面白いですよね。。こんなふうになってるのかあって。

あと、単眼。。

赤いんですよ!! ルビーが体に埋められてるみたい。

「クサギカメムシの頭から、ルビーが発掘されました〜〜〜」なんちゃって。

あと、足の爪ね。ちょとピンク色に見えますよね。。

僕、ド田舎に住んでるんで、こういう感じの色の、大根の漬物(?)とかよく食べるんですよ。

なんで、ちょっと美味しそうな色ですね(笑)

昆虫写真のカテゴリについて

このblogの、昆虫写真のカテゴリーでは、今まで34種を紹介してきました。。

(最近は、忙しくて、あまり投稿できていませんが。。)

このカテゴリーでは、

最終的に、2000種の日本産昆虫の紹介を目指していこうと思っています。

頑張ります!!

はい。

ウリハムシ

2014.12.07撮影 yellow orange

ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科。学名:Aulacophora indica

体長7mmくらい

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超普通種といえるハムシでしょう。とてもよく見かけます。

観察してみると、ものすごい可愛いですよね。。

小さな黒い目、そして、細い足。。最高です。

そして、その繁殖力の強さと、ものすごい食欲には、、もう. 脱帽です。

ウリ科の植物を食べるので、農家達からは害虫扱いされていますが、、

よく見てみると、魅力の多いムシさんなんです。。

キイロスズメバチ

2013.11.23撮影

スズメバチ科スズメバチ亜科。学名:Vespa simillima xanthoptera

体長:1.5〜3cmほど

エゾキイロスズメバチ(ケブカスズメバチ)の亜種。

※エゾキイロがキイロの亜種なのではなく、逆なので、注意。

似ている種類: キオビホオナガスズメバチ本州亜種の女王蜂

キオビホオナガの女王蜂は、腹部の上から2番目の黒い部分が五角形状になっているそうです。。 

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さあて、スズメバチさんです。

皆さんは、スズメバチを見たら、怖いとしか思わないかもしれませんが、

スズメバチって案外可愛いんですよ。

僕は、小学生の頃、スズメバチが大好きで、飼育とかしてました。

↑今思うと、とても危険なことですねぇ。絶対に、みんなは真似しないで。。。

上の写真の個体も、僕が小学2年生の時に飼育していたのです。

↑虫好きになってから2年目にして、スズメバチの飼育してるとは、僕は変人ですね。。

でも、、見てくださいよ。可愛いですよね😉

大きな眼と長い触角、可愛い脚。。たまんない。。

でも、スズメバチを紹介するにあたっては、やはり、危険性についても説明しないといけませんね。

このキイロスズメバチ、体長が比較的小さいですが、、

非常に攻撃性が高いです。巣に近づくだけで、攻撃してくることも多々あります。

巣は、木の洞など、分かりにくい部分にあることも多く、気づかないうちに、巣の近くにいることもあります。

また、キイロスズメバチは、都市適応型スズメバチで、都会でも多く見られます。注意が必要です。

巣に近づくと、スズメバチは、カチカチと警戒音を鳴らします。

もし、その音が聞こえたら、ゆっくりとしゃがむ姿勢になって 巣から離れてください。

スズメバチは、動体視力が良いので、走って逃げると余計危ないです。

また、スズメバチは黒い部分を集中的に攻撃してきますので、髪の毛などを腕で隠すと良いです。。。

2021.4.25採集

網を持って、家を出る。

外に、足を一歩出した瞬間から、虫捕りは始まっている。

注意深く、あたりを見渡す。キョロキョロと。

何かいる。足元を何か飛んでいる。

普通の虫かなと思った。ガガンボとか??

でも、一応、網の中に入れて確認しよっと、。

おい、って、こいつ、、ツノキノコバエじゃん。おおおおお!

しかも、見たことない属では?? おおおおお!

後で、Orfelia属と判明。

これは、幸先の良いスタート。。

スイバの花を掬ってみる。

オグルマケブカミバエだ、普通種だが、カッコいいので捕まえさせていただいたぞ。

ん、めちゃ小さいけど、見たことないハエが網の中にいる?? 体 真っ白。

アブラコバエさんだ! 初見だったので、嬉しい。

他には、アシナガバエ科やツヤホソバエ科の子も数匹採集。

アシナガバエとツヤホソバエ

歩く、歩く、歩いてく。ズンズンズンズン歩いてく。

去年ヤドリバエを結構捕まえてた 場所にたどり着いた。

今年は、まだ、Phryno brevicornisとSiphona paludosaの2種類しか、ヤドリバエ見てないんでね、見たいわけですよ。

とか心の中で呟きながら、スウィーピングしてたら、網の中に中型のハエが入ってるぞ。

って、おい、お前、、たきにーじゃねえかよぉぉ。

後で、「Peribaea tibialis」と判明。

はい、今回の採集でtargetにしていたキノコバエとヤドリバエを、もう捕まえちゃった(笑)

追加を狙う。

おっ、真っ黒のノミバエがいるぞ。捕まえよう。網をかぶせる。

あれ、いない。隙間から逃げちゃったかな?

ん?でも、代わりにでかい蝿が、網の中でもがいてる。。

ハナゲバエぽいイエバエを捕まえたああ。

なにっ、今日、採集運 良すぎでは?!

昨日、標本箱割ってしまったから、その分 今日は 運が???

まっ、それはともかく、採集していくぞ。。

さて、次は、ここ。

めちゃくちゃハエとかハチとかいそうな場所だよね。

スウィーピングだああああ、、。

最初のうちは、あまり収穫がなかった。

でも、、

ん?

ん?

あっ○△◇△◇○△△○○◇?!

ちょっ、待って。。。。理解が追いつかん。。

なぜ、目の前に僕の憧れの虫がgえあsせbrkr???

ヒゲタケカの一種!! 触角長い!

はい、ホント、この日は、絶好調でした。。

ビロードツリアブ(ビロウドツリアブ)

2019.4.13撮影

ツリアブ科。学名:Bombylius major。体長は10mmくらい。

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2019.4.13撮影

春の妖精です。かわいいとしかいえない。。

どうやってこの可愛さを説明しようかとずっと悩んでいたけど、、これは説明不要ですね!  誰が見ても可愛いだろっ!

<よく似た仲間>

シバカワツリアブ、ハクバツリアブ、コビロウドツリアブ

ルリボシカミキリ

2018.7.21撮影

カミキリムシ科カミキリ亜科。学名:Rosalia batesi。

体長:15〜30mmほど。

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スネケブカ氏に引き続き、カミキリをもう1種紹介します、、

ていうか、虫好きは、大体みんな知ってるよね、このムシのこと。

昆虫図鑑の表紙とか、このムシの写真が出てること、結構ありますよね。

ほんとに綺麗ですよね。

ルリボシカミキリていうと、1枚目の写真みたいに水色なイメージがあるかもしれません。でも、見る角度によっては、2枚目の写真みたいに、濃い青色にも見えるんですよ。

そして、触角。なんてオシャレなんでしょ。。

黒い毛の集まりが、ちょこっとあるのが趣深いです。。ちょっと、スネケブカヒロコバネの腿みたいにも見えますね。

ちなみに、この赤色バージョンというのもいてですね、、ベニボシカミキリといいます。(ホシベニカミキリはまた別です)

そちらも綺麗なので、ぜひ調べてみてください。(僕は見たことないです。本州には生息しないので)

スネケブカヒロコバネカミキリ

2018.7.12撮影

カミキリムシ科カミキリ亜科。学名:Macromolorchus hirsutus。

体長:10〜14mmくらい。

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このカミキリ、ものすんごいですねぇ。

前脚と中脚は普通なのに、、後脚の迫力

腿の部分、先端に黒い長毛が密生して、まるーくなってる。。

なんか、マラカスみたいな形で、、振ったらシャカシャカ〜て音鳴りそう(笑)

そして、脛。橙色の毛がたくさん生えてるー。おしゃれな靴を履いているみたいですね。。こんな感じの長靴あったら、履いてみたいな。

上翅が小さいのも特徴的ですね。

このカミキリは、結構珍しいです。ネムノキに集まります。

僕は、この珍しいカミキリを学校の窓で採集しちゃいました(笑)

アカマダラセンチコガネ

2019.11.23撮影

アカマダラセンチコガネ科アカマダラセンチコガネ亜科。

学名:Notochodaeus maculatus

体長7〜11mm程度。

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まったく赤い斑紋はないのに、名前が「アカマダラセンチ」。不思議です。

この種類は、FITと呼ばれるトラップを用いると、採集はそこまで困難でないとされていますが、トラップを用いずに採集するのは困難で、稀な種類とされています。

実は、僕は、トラップを用いずに採集しました。

「地面スレスレを何者かが飛んでいる!」と思って、網で捕まえて見てみると、アカマダラセンチでした!!

まさか自分の家の畑で見れるとは思ってなかったので、めちゃくちゃ驚きました。

ムネアカセンチを見る前に、アカマダラセンチを見ることになるとは。。