アオマツムシ

2020.10.24撮影

マツムシ科マツムシ亜科。体長は20〜25mm程度。

学名:Truljalia hibinonis

リリリリと高い声で鳴く。体は 紡錘形。

明治時代に日本に帰化した外来種ではないかといわれている。

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植物の葉に擬態してますねぇー。

縁の黄色い部分はなんのためにあるんでしょうね?

輪郭をわかりにくくすることで、周りの風景に溶け込もうとしてるのでしょうか?

2020.10.24撮影

横から見てみると、、、黄色い部分が、葉脈の主脈のようにも見えますね。

面白い ^_^

ヤドリバエの形態

↓見たい部位をクリックしてください!

a, 頭部側面の形態 b, 頭部上面の形態 c, 頭部前面の形態

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a, 頭部側面

 <剛毛の名称>

  青色:fr s(frontal setae)

  紫色:pc orb s (proclinate orbital setae)   ※proclinate:前傾した

  橙色:rc orb s(reclinate orbital setae)    ※reclinate:後傾した

  濃紫色:oc s(ocellar setae)

  黄色:i vt s(inner vertical setae)

  黒色:o vt s(outer vertical setae)

  白色:poc s(postocellar setae)

  茶色:pocl s(post ocular setae)

※これらの剛毛の本数は、種類によって様々です。

※種類によっては、inner vertical setaeの後ろにpostvertical setaeがあったり、fr sとorb sが同一直線上にあり境界がわかりにくかったりすることもあります。

b, 頭部上面

見やすいように、右半分は、剛毛のソケットのみを書いています。

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c, 頭部前面

カタナクチイシアブ

シャキーン、、

日本刀 を連想させるこの形状。。

写真では分からないですが、厚みもほぼ無いので、刀そっくりです。

実は、上の写真は、とある虫の 口なんです。

これは、、、、おもちゃの刀です😁

ということで、、カタナクチイシアブを紹介します。

カタナクチイシアブの横顔。触角が千切れてるのは気にしないでください。

ムシヒキアブ科イシアブ亜科。体長は15mmくらい。

学名:Mactea matsumurai

口吻の先が、上方にそりかえっているのが特徴。

参考にしたサイト:http://www3.kcn.ne.jp/~tgw/m-index2-j.htm

カタナクチイシアブの翅脈

genitalia of male

キハラゴマダラヒトリ

2020.4.26撮影

ヒトリガ科ヒトリガ亜科。開張は30〜40mm程度。

学名:Spilosoma lubricipedum

幼虫はクワやサクラなどさまざまな植物の葉を食べる。

2020.4.26撮影

アカハラゴマダラヒトリとよく似ていますが、翅の色で区別できます。

キハラゴマダラヒトリ…翅の色が 黄色がかった白色。

アカハラゴマダラヒトリ…翅の色は、真っ白。

腹部と前脚の色だけでは、正確に同定できません。

(腹の赤いキハラゴマダラヒトリや、腹の黄色いアカハラゴマダラヒトリもいます)

2020.4.26撮影

ものすごくもふもふしてて、可愛いです😍 抱き枕にしたいくらい(笑)

ツバメシジミセアカヒメバチ

ヒメバチ科ヒメバチ亜科。体長は5〜8mmくらい。

学名:Neotypus nobilitator。シノニム:Platylabus iwatensis。

ツバメシジミやヤマトシジミ、ウラナミシジミなどに寄生するらしい。

メスは、胸部が赤い。腹部に白い斑紋がある。

!

クロツバメシジミセアカヒメバチとよく似ていますが、クロツバメシジミセアカヒメバチは体長12〜13mm程度で 大きいです。

Neotypus taiwanusともよく似ていますが、

taiwanusは、顔の大部分が白く 前伸腹節が赤いので区別可能です。

参考文献https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/9307/1/10%281-2%29_p6-33.pdf

ワタノメイガ

ツトガ科ノメイガ亜科。開張は25mm〜35mmくらい。

学名:Haritalodes derogata

食草は、ワタ、ムクゲ、フヨウ、オクラ、ハマボウなど。

2020.8.29撮影

ミルクの中にコーヒーを入れたみたいな色合い。美しいですね〜。

2020.8.29撮影

オオワタノメイガ(旧名ワタヌキノメイガ)に似てます。

後翅の亜外横線で区別できます。

オオワタノメイガ…太く直線的

ワタノメイガ…細く翅脈毎に波打つ。

ノザキトビケラヤドリユスリカ

ユスリカ科エリユスリカ亜科。体長約7mm。

学名:Eurycnemus nozakii。

色といい、形といい、独特なユスリカです。

ちょっとポテトチップスみたいな色ですね。

あと、脚が太いですね。

さらに、この種の大きな特徴は、

楯板が 前前胸背板を大きく越えて 前方に伸びています。

(要するに、胸部が前方に突き出しているということです)

こんな胸部のユスリカなんて知らなかったわけですから、僕は この種を初めて見た時、新種じゃんて思っちゃいました。「ウスチャイロトサカエリユスリカ」とか名前が似合いそうとか思ってました。

でも、日本のユスリカという本を買って、この種が既知種と知りました。

このユスリカは、生態も面白く、ユスリカとしては珍しい 寄生性の種だそうです。
ニンギョウトビケラの幼虫に寄生します。

オサヨコバイ

ヨコバイ科オサヨコバイ亜科。体長約11mm。

学名:Tartessus ferrugineus。

2019.11.17撮影

緑茶のような色の体に、薄茶色の翅。。

僕は、緑茶大好きなので、すぐ 色を緑茶に例えてしまいます😅

2020.7.31撮影
2020.7.31撮影

オサヨコバイ、眼が特徴的です。二本の黒い線があります。

=_= みたいな感じですよね。なんかちょっと睨まれてるみたい(笑)

Drino (Zygobothria) atropivora ?

ヤドリバエ科Exoristinae亜科。

和名:イモムシヤドリバエ。体長 1cmくらい。

シノニム:Drino hersei, Sturmia atropivora など。

スズメガ科に寄生する。

カレハガ科・ドクガ科・シャチホコガ科・タテハチョウ科・ヤママユガ科にも寄生するという記録もあるが、これらは誤情報の可能性が高いそうだ。

ocellar setaeはreclinate orbital setaeと同じくらい長い。ocellar setaeは、前単眼よりも前に位置する。

parafacialに毛は生えていない。中脚に2本のanterodorsal setaeがある。

剛毛が結構取れてます😅  額が広くて可愛らしいです٩( ᐛ )و

Twitterにて、小須田様より、色々教えていただきました。小須田さん、有難うございました!

※ただし、このハエが D. (Z.) atropivoraに近縁な未記載種の可能性もあります。未記載種の方が触角が長いそうです。おそらく、今回のはatropivoraと思いますが、間違ってたらゴメンナサイ。。