昆虫の同定1

この綺麗で小さな蛾は、マルハキバガ科のようです。中央の白帯が、曲がっていることから、シロスジベニマルハキバガではないかと思います。

そして、この脚の太いハナアブです。この虫を見たとき、なんとなく「タカサゴ」って感じがしたので、調べてみました。すると、「タカサゴハラブトハナアブ」で、このハナアブと全く同じ模様の虫が出てきました。見たときに「タカサゴ」って感じがしたのは、恐らく、僕が以前にこの虫を、図鑑か何かで見たことがあるからでしょう。

しかし、まだタカサゴハラブトハナアブと決めつけてはいけません。「ユーラシアハラブトハナアブ」というよく似た種類がいるようです。

この2種の見分け方を調べてみると、

タカサゴハラブトハナアブ: 後脚脛節先端が尖る。

ユーラシアハラブトハナアブ:後脚脛節先端が尖らない。

とあります。早速、その部分を見てみます。

脛節先端が尖るので、やはり、タカサゴハラブトハナアブでよかったようです。

この蛾は、口吻と前脚が長いのが特徴です。他にも、マダラヒゲブトナミシャクなど、この特徴をもつ蛾はいますが、翅の模様から、ウスミドリナミシャクだと分かりました。

これはコイチャコガネ

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最後は、とても小さいけれどもお洒落な蛾。このような模様の蛾は、カザリバガ科です。翅の前の方には、白帯がないことから、「カザリバ」か「サッポロカザリバ」か「ウスイロカザリバ」だと分かりました。ウスイロカザリバは、黄紋の色がより薄いので、違います。残りの2種が区別しにくいようです。

『カザリバは、 翅基部にある銀色線がサッポロカザリバよりわずかに短い』という風に、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」に書いてありました。

そして、この蛾は、銀色線の長さがサッポロカザリバより短いようだったことから、カザリバと同定しました。

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