学問は芸術だ

今日は、なんとなく、学問の本来の姿というものについて考えたい。

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僕は、学問は本来、芸術性を持っているものではないかと思う。

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周りから新しい知識を取り入れて、

その後、頭の中で、それらの情報を、自分の好きなように配置する。

そして、さらに、アイデアや気づき、そして、実体験といったものを使って、

それらを糊付けして固定するとともに、飾り付けをしていく。

そうやって、自分だけの壮大な世界を、頭の中に創造する。

ホントに自由に、

「あーでもない、こーでもない」とか言いながら、

自分だけの面白い世界を創っていけるのだから、

これほど楽しいものはない。

それに、この世界は、時々刻々と変化していく。

周りから刺激的な知識や実体験を得たり、

革新的なアイデアや気づきを思いついた時に、

頭の中の世界が、がらりと一気に変貌することだってある。

そして、この、自分だけの世界は、

常に変化していくがゆえに、完成するということがない。

それは、

自分の人生全てをかけて創られる壮大な芸術作品といえる。

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これを自分だけの宝にして他人に見せないままにしておくのもよし、

逆に、他人とこれを鑑賞・共有し合うのもよし。

この、学問という芸術が素晴らしいのは、何と言っても、

どんな人でも自分だけの独創的世界の創作を楽しめるということだ。

僕みたいに手先の不器用な者で、美術とかあまり得意じゃない者でも、

学問という芸術に関しては、大いに楽しめるんだ。

そこが魅力。

そう思った。

(終)

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