スカシエダシャク

2021.7.22撮影

シャクガ科エダシャク亜科。学名:Krananda semihyalina 

開張40〜45mmくらい。

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今回も、シャクガさん。

翅に、透けてる部分があるんです! すごい!

下から 様々な色の光を当てると、透けてる部分だけが その色に光る。素敵。

てか、そもそも、なんで透けてる部分があるんでしょう。

敵に見つけられないようにするためでしょうか?

ただ、透けている、と言っても、

若干白みがかっていますね。さらに、ゴマをふりかけたみたいに、所々 黒い鱗粉があります。とても面白いと思います。

ムネアカハラビロカマキリ

カマキリ科カマキリ亜科。体長:65〜85mmくらい。学名:Hierodula sp.

2020.10.03撮影

2010年に福井県で初めて確認されたのち、そこら中でたくさんの個体が確認されてきている外来種のカマキリさん。

(その後、2000年ごろにも見つかっていたことが判明しています)

本来の生息地は、中国南部とされています。

輸入された竹箒から、日本国内に侵入してきたのではないか、と考えられています。

外来種というのは、侵入先の国に、自分の敵となるものがまだそんなにいないので、どんどん増えていってしまうんです。

日本に昔から生息する生物たちは、「食うー食われる」の関係で、複雑に絡み合って、生態系は安定しています。

でも、急に そこに、今まで日本にいなかった種類が現れたら、、

まだ、その外来種とは「食うー食われる」の関係が構築されていないから、生態系は混乱する。

だから、外来種は深刻な問題です。

もともと生息していた場所では、生態系内でそんなに力を持っていなかったり、個体数が少なかったりしたとしても、

他の地域に入った途端に、個体数が急増したり、生態系内で力を持ってしまう。

それが 在来種の減少につながってしまいます。

カマキリは何も悪くないんですけどね^^;

彼らを日本に持ち込んでしまった人間の責任ですよね。

セスジナミシャク

2021.7.04撮影

シャクガ科ナミシャク亜科。学名:Evecliptopera illitata

開張20〜30mmくらい。

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今回は、シャクガさんです。

実は、シャクガ科は、昆虫の中で、一番、僕の知識が少ない分類群なんです!!

シャクガ科の種類、、せいぜい25種類くらいしか名前を覚えてない気がする(汗)

シャクガさんは、みんな面白い模様で、個性的なので、、

いつかシャクガの勉強もしないとな。。と思っています。

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セスジナミシャクさん、独特な色と模様が 翅に描かれております。

何本もの白い筋が力強く描かれています。

太い筋もあれば、細い筋もある。平行に走る筋もあれば、交差する筋もある。直線的な筋もあれば、ぐにゃぐにゃ曲がる筋もある、、。

なんて奇妙な模様なんでしょう?

鳥の糞に似せることで、天敵から攻撃を受けないようにしているのかもしれないですね。

この模様、近くから見てると、あんまり鳥の糞に見えないかもしれないんですけど、

遠くから見ると、結構鳥の糞のように見えますね。。

それに、地色が黒色なので、この模様がより強調されていますね!

昆虫て賢いですね!

クロハナムグリ

2021.7.08撮影

コガネムシ科ハナムグリ亜科。体長:10〜15mmくらい。

学名:Glycyphana fulvistemma

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今回は、クロハナムグリさんです。

黒い体に、黄白色の紋が1対。

(上の写真の個体は、上翅が少々濡れていて、黄白紋が分かりにくいですネ😅)

でも、黒と白という対照的な色2つ だけを使っているというのは、

なんてシンプルなんでしょう!

それでもって美しい。

白が、絶妙な形で、しかし はっきりと、黒の中に存在している。

そんな模様です。

ただ、中には、体全体が真っ黒な黒化型もいるようです。

真っ黒なのも、カッコいいですね!

また、お腹の方に、茶色の毛が生えてるようですね!

もふもふしてそう😁

 

でも、よく観察してみると、とっても可愛らしい。

オレンジ色の舌をちょっとばかり出して、

必死に昆虫ゼリーを吸おうとする、、生きるために。

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昆虫達は、必死で生きている。

僕達 人間から見たら、それは、可愛らしくもあり、格好よくもあり、そして、美しくもある。

そして、それは、我々人間が、見習うべきところだろう。

虫達から学ぶことは多い。      (終)

クロスジギンヤンマ

2021.6.11撮影

ヤンマ科。体長70〜80mmくらい。学名:Anax nigrofasciatus。

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はいっ! 久しぶりの投稿ですねっ!

ちょっとテストとかあって勉強で忙しくて。。

今日は、クロスジギンヤンマさんについてです!

やはり、ヤンマのカッコ良さは、胸部からよく伝わってきますねぇ〜(^_^)

まるで、植物の葉っぱが詰まっているかのような生き生きとした緑色。

ちょっと色が薄くなっている部分が、線状になって存在しているので、

それが葉脈のようにも見えて、余計 葉っぱみたいですね。

そして、それを黒く太い筋で仕切っている。面白い。

そして、この筋も、ただの直線ではなくて、太くなったり細くなったりしていて、趣深いのです。

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勿論、胸部以外にも魅力がたっぷりと詰まっています!

眼の色、いいですね。

上の写真では、青色と緑色が混ざり合って落ち着いた色になっています。

でも、それは、見る角度によって、鮮やかで若々しい水色に見えたりもします。

自然の美しさっ!!!

腹部は、オスだと水色、メスだと緑色の斑紋がありまして、これまたgorgeous。

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ギンヤンマの場合は、クロスジギンヤンマと比べて、

胸部の黒筋がかなり細く、脚が赤く、腹部斑紋も違うので、容易に区別できます。

また、ギンヤンマとクロスジギンヤンマの交雑種として「スジボソギンヤンマ」というのがいて、こちらは結構珍しいです。 僕は見たことないです。😅