トゲナナフシ

2019.11.10撮影 brown

ナナフシ科エダナナフシ亜科。学名:Neohirasea japonica。

体長 60~70mmくらい。

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2019.11.10撮影

見て!!

胸部に 立ち並ぶ複数の山。山の先端は尖り、棘のようになっている。

イバラの棘みたいに見える。。

トゲを身に纏っていて、なかなか怖い姿をしているなあと思う人もいるかもしれんけど、

触ってみるとそこまで痛くないのだ。

それに、仕草はとってもカワイイ。

このギャップが好きだ。

ナナフシには、メスだけで単独で子を作ることができる種が多くいる。

それを「単為生殖」っていうんだけど、

このトゲナナフシもその1種。

しかし、全くオスがいないというわけでもない。

トゲナナフシの場合、オスは、1個体だけ日本で確認されているそうだ。

参考→http://micadina.web.fc2.com/neohirasea_japonica/neohirasea_japonica_male.html

ナナフシ…なかなか奥が深いムシである。

キアシヌレチゴミムシ

2018.5.26撮影 black brown

オサムシ科ヌレチゴミムシ亜科。学名:Archipatrobus flavipes 

体長:12mmくらい。

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体が真っ黒で、面白くないなぁなんて思う人もいるかもしれません。

でも、よく見ると、カッコイイゴミムシさんですよ。

まず、脚。体が真っ黒なのに対して、脚は、真っ白だったり薄黄色だったり。

体と脚で、全然色が違うのが、とても面白いと思います。

テネラル個体なので、色が薄い。

そして、この緩やかな体の曲線。。美しくないですか?

これぞ、自然の美!!!

.

そして、ゴミムシの魅力って、胸部に結構詰まってるんですよ。

胸部に、その種の個性が詰まってるというか。。。

一見よく似た種でも、胸部が違うっていう場合が結構あるんですよ。

見てください!

胸部後方のシワ。。ここがいいんですよね。

点刻がたくさんあって、微妙に凹んでいる。

1つ1つの点刻が光を反射して、まるで、星が散りばめられた夜空のようにも見えます。

なんのために、こんなシワがあるんでしょう?

一見真っ黒な体をしたゴミムシにも、よく見てみると、たくさんの魅力が隠されているんです。

マダラアワフキ

2019.11.17撮影 black brown white

アワフキムシ科。学名:Awafukia nawai。体長は10mmくらい。

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これも、個性的な模様!

茶色の体に、白い雲が浮かんでいるっ!

山地性で、個体数は多くない種類です。

オヌキシダヨコバイ

2019.11.17撮影 brown white yellow

ヨコバイ科シダヨコバイ亜科。学名:Onukigallia onukii

体長は5mmくらい。

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不鮮明な写真で、申し訳ない。

面白い模様ですよね。。この薄い茶色がたまらない。

このヨコバイは、山地性で少し珍しいヨコバイです。

シダヨコバイに似ていますが、小楯板の端っこに黒い部分があることで、区別できるようです。

2019.11.17撮影

クサギカメムシ

2021.4.04撮影 brown

カメムシ科カメムシ亜科。学名:Halyomorpha halys

体長:16mmほど。

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はい。来ました。クサギカメムシの番です。

臭い匂いを出すので、、、この種類が好きだという人は少ないかもしれませんね。。

冬あたりに、ものすごい大量にいますよね。。

ああ、そういえば、最近、京都大学で、クサギカメムシに関する面白い研究がなされていましたよね。。

紹介させていただきます。→http://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2018/20181228/documents/20181228press.pdf

内容を簡単にいうと、

クサギカメムシの卵塊において、最初に生まれた幼虫が卵を割った振動が

他の卵にも伝わることで、一斉に孵化する

ということが発見されたんです!

はい、クサギカメムシさんすごい。

最初に孵化した子の、バキバキッていうほんのちょっとの振動に気づいて、

他の子達も一斉に孵化するんですね。。

面白い。。

…..

でも、クサギカメムシさん、生態だけじゃなくて、その体の模様も実は面白いんですよ。

2021.4.04撮影

ほら、点刻だらけ。。面白いですよね。。こんなふうになってるのかあって。

あと、単眼。。

赤いんですよ!! ルビーが体に埋められてるみたい。

「クサギカメムシの頭から、ルビーが発掘されました〜〜〜」なんちゃって。

あと、足の爪ね。ちょとピンク色に見えますよね。。

僕、ド田舎に住んでるんで、こういう感じの色の、大根の漬物(?)とかよく食べるんですよ。

なんで、ちょっと美味しそうな色ですね(笑)

昆虫写真のカテゴリについて

このblogの、昆虫写真のカテゴリーでは、今まで34種を紹介してきました。。

(最近は、忙しくて、あまり投稿できていませんが。。)

このカテゴリーでは、

最終的に、2000種の日本産昆虫の紹介を目指していこうと思っています。

頑張ります!!

はい。

ウリハムシ

2014.12.07撮影 yellow orange

ハムシ科ヒゲナガハムシ亜科。学名:Aulacophora indica

体長7mmくらい

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超普通種といえるハムシでしょう。とてもよく見かけます。

観察してみると、ものすごい可愛いですよね。。

小さな黒い目、そして、細い足。。最高です。

そして、その繁殖力の強さと、ものすごい食欲には、、もう. 脱帽です。

ウリ科の植物を食べるので、農家達からは害虫扱いされていますが、、

よく見てみると、魅力の多いムシさんなんです。。

キイロスズメバチ

2013.11.23撮影

スズメバチ科スズメバチ亜科。学名:Vespa simillima xanthoptera

体長:1.5〜3cmほど

エゾキイロスズメバチ(ケブカスズメバチ)の亜種。

※エゾキイロがキイロの亜種なのではなく、逆なので、注意。

似ている種類: キオビホオナガスズメバチ本州亜種の女王蜂

キオビホオナガの女王蜂は、腹部の上から2番目の黒い部分が五角形状になっているそうです。。 

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さあて、スズメバチさんです。

皆さんは、スズメバチを見たら、怖いとしか思わないかもしれませんが、

スズメバチって案外可愛いんですよ。

僕は、小学生の頃、スズメバチが大好きで、飼育とかしてました。

↑今思うと、とても危険なことですねぇ。絶対に、みんなは真似しないで。。。

上の写真の個体も、僕が小学2年生の時に飼育していたのです。

↑虫好きになってから2年目にして、スズメバチの飼育してるとは、僕は変人ですね。。

でも、、見てくださいよ。可愛いですよね😉

大きな眼と長い触角、可愛い脚。。たまんない。。

でも、スズメバチを紹介するにあたっては、やはり、危険性についても説明しないといけませんね。

このキイロスズメバチ、体長が比較的小さいですが、、

非常に攻撃性が高いです。巣に近づくだけで、攻撃してくることも多々あります。

巣は、木の洞など、分かりにくい部分にあることも多く、気づかないうちに、巣の近くにいることもあります。

また、キイロスズメバチは、都市適応型スズメバチで、都会でも多く見られます。注意が必要です。

巣に近づくと、スズメバチは、カチカチと警戒音を鳴らします。

もし、その音が聞こえたら、ゆっくりとしゃがむ姿勢になって 巣から離れてください。

スズメバチは、動体視力が良いので、走って逃げると余計危ないです。

また、スズメバチは黒い部分を集中的に攻撃してきますので、髪の毛などを腕で隠すと良いです。。。