2021.4.25採集

網を持って、家を出る。

外に、足を一歩出した瞬間から、虫捕りは始まっている。

注意深く、あたりを見渡す。キョロキョロと。

何かいる。足元を何か飛んでいる。

普通の虫かなと思った。ガガンボとか??

でも、一応、網の中に入れて確認しよっと、。

おい、って、こいつ、、ツノキノコバエじゃん。おおおおお!

しかも、見たことない属では?? おおおおお!

後で、Orfelia属と判明。

これは、幸先の良いスタート。。

スイバの花を掬ってみる。

オグルマケブカミバエだ、普通種だが、カッコいいので捕まえさせていただいたぞ。

ん、めちゃ小さいけど、見たことないハエが網の中にいる?? 体 真っ白。

アブラコバエさんだ! 初見だったので、嬉しい。

他には、アシナガバエ科やツヤホソバエ科の子も数匹採集。

アシナガバエとツヤホソバエ

歩く、歩く、歩いてく。ズンズンズンズン歩いてく。

去年ヤドリバエを結構捕まえてた 場所にたどり着いた。

今年は、まだ、Phryno brevicornisとSiphona paludosaの2種類しか、ヤドリバエ見てないんでね、見たいわけですよ。

とか心の中で呟きながら、スウィーピングしてたら、網の中に中型のハエが入ってるぞ。

って、おい、お前、、たきにーじゃねえかよぉぉ。

後で、「Peribaea tibialis」と判明。

はい、今回の採集でtargetにしていたキノコバエとヤドリバエを、もう捕まえちゃった(笑)

追加を狙う。

おっ、真っ黒のノミバエがいるぞ。捕まえよう。網をかぶせる。

あれ、いない。隙間から逃げちゃったかな?

ん?でも、代わりにでかい蝿が、網の中でもがいてる。。

ハナゲバエぽいイエバエを捕まえたああ。

なにっ、今日、採集運 良すぎでは?!

昨日、標本箱割ってしまったから、その分 今日は 運が???

まっ、それはともかく、採集していくぞ。。

さて、次は、ここ。

めちゃくちゃハエとかハチとかいそうな場所だよね。

スウィーピングだああああ、、。

最初のうちは、あまり収穫がなかった。

でも、、

ん?

ん?

あっ○△◇△◇○△△○○◇?!

ちょっ、待って。。。。理解が追いつかん。。

なぜ、目の前に僕の憧れの虫がgえあsせbrkr???

ヒゲタケカの一種!! 触角長い!

はい、ホント、この日は、絶好調でした。。

ビロードツリアブ(ビロウドツリアブ)

2019.4.13撮影

ツリアブ科。学名:Bombylius major。体長は10mmくらい。

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2019.4.13撮影

春の妖精です。かわいいとしかいえない。。

どうやってこの可愛さを説明しようかとずっと悩んでいたけど、、これは説明不要ですね!  誰が見ても可愛いだろっ!

<よく似た仲間>

シバカワツリアブ、ハクバツリアブ、コビロウドツリアブ

ルリボシカミキリ

2018.7.21撮影

カミキリムシ科カミキリ亜科。学名:Rosalia batesi。

体長:15〜30mmほど。

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スネケブカ氏に引き続き、カミキリをもう1種紹介します、、

ていうか、虫好きは、大体みんな知ってるよね、このムシのこと。

昆虫図鑑の表紙とか、このムシの写真が出てること、結構ありますよね。

ほんとに綺麗ですよね。

ルリボシカミキリていうと、1枚目の写真みたいに水色なイメージがあるかもしれません。でも、見る角度によっては、2枚目の写真みたいに、濃い青色にも見えるんですよ。

そして、触角。なんてオシャレなんでしょ。。

黒い毛の集まりが、ちょこっとあるのが趣深いです。。ちょっと、スネケブカヒロコバネの腿みたいにも見えますね。

ちなみに、この赤色バージョンというのもいてですね、、ベニボシカミキリといいます。(ホシベニカミキリはまた別です)

そちらも綺麗なので、ぜひ調べてみてください。(僕は見たことないです。本州には生息しないので)

スネケブカヒロコバネカミキリ

2018.7.12撮影

カミキリムシ科カミキリ亜科。学名:Macromolorchus hirsutus。

体長:10〜14mmくらい。

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このカミキリ、ものすんごいですねぇ。

前脚と中脚は普通なのに、、後脚の迫力

腿の部分、先端に黒い長毛が密生して、まるーくなってる。。

なんか、マラカスみたいな形で、、振ったらシャカシャカ〜て音鳴りそう(笑)

そして、脛。橙色の毛がたくさん生えてるー。おしゃれな靴を履いているみたいですね。。こんな感じの長靴あったら、履いてみたいな。

上翅が小さいのも特徴的ですね。

このカミキリは、結構珍しいです。ネムノキに集まります。

僕は、この珍しいカミキリを学校の窓で採集しちゃいました(笑)

アカマダラセンチコガネ

2019.11.23撮影

アカマダラセンチコガネ科アカマダラセンチコガネ亜科。

学名:Notochodaeus maculatus

体長7〜11mm程度。

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まったく赤い斑紋はないのに、名前が「アカマダラセンチ」。不思議です。

この種類は、FITと呼ばれるトラップを用いると、採集はそこまで困難でないとされていますが、トラップを用いずに採集するのは困難で、稀な種類とされています。

実は、僕は、トラップを用いずに採集しました。

「地面スレスレを何者かが飛んでいる!」と思って、網で捕まえて見てみると、アカマダラセンチでした!!

まさか自分の家の畑で見れるとは思ってなかったので、めちゃくちゃ驚きました。

ムネアカセンチを見る前に、アカマダラセンチを見ることになるとは。。

2021.4.3採集記

はい、初めての昆虫採集記ですね。

このカテゴリでは、特に心に残った昆虫採集の記録を書かせていただきます。

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2021年4月3日のこと。。

階段を駆け降り、網を持ち、容器をポケットに入れる。

ドアを開け、家の外に出た。

青い空が広がっている。。

自分の家の田んぼの方に走っていく。しゃがみ込む。

急に変な出だしで始まったなぁ、、(笑)

「おぉ、いるね〜、いますね〜」

↑僕の口癖である。

さて、何がいるかというと、マダラメバエさんである。

ぼやけた写真、、。撮影に集中してると、逃げられちゃうのでね。。

とか思ってたら、無事、逃げられました(笑)

ま、気にせず突き進んでいく。

タンポポに、何かいるかなぁ。

ヒメハナバチさんがたくさんいる。。でも、前回採集したから、今回は採集しない。

おぉ、ヌカカが結構いる。これは採集したいぞ。。

「あっ、逃げられた、。」「あっ、逃げられた、。」を繰り返して、ずいぶん時間が経ってから、やっとオスメス1組ずつ採集できた。意外と、素早い。

さらに進んでいく、。

ビロツリ(ビロードツリアブ)が毎年見られる場所に着きました。

今年は、まだ一匹も見ておりません。

と、、そこに、、

ビロツリみたいなハエが飛んできた!!

ん?ただのイエバエか、、って待てよ、なんか違和感あるぞぉ。

網をぎゅっと握る。こいつを逃したら、後で後悔するぞ。さぁっ、今だ!!

ビュン

入ったか??

おそるおそる網の中を見る。

いる。奴はいる。

容器に入れて、確認する。おぉ、今年初のたきにーだぁああああ。

※たきにー:ヤドリバエ科の呼称

ただいま種同定中。Phryno属であることが判明した。

カッコイイよおおおおおおお。

次に、虫がたくさん来る、青いネットのところへ。

「いるね〜、いますね〜」

↑僕の口癖、再登場。

カワゲラが結構いるが、カワゲラは採集しない。

あっ、オドリバエだあ、。Anacrostichusじゃないかっ。

初めて、青いお腹のオドリバエを採集しました。

いい虫がたくさんいて、一人でガッツポーズしました。

その後は、

「おっ、いるね〜、いますね〜」て一人で呟きながら、

キクビアオアトキリゴミムシなどを採集し、、、家に帰りましたとさ。。

ヤマサナエ

2020.5.25撮影

サナエトンボ科アジアサナエ属。学名:Asiagomphus melaenops。

体長60〜70mmくらい。

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まあまあ大型なサナエトンボさん登場٩( ᐛ )و  Coolです!

トンボ同定で、重要な鍵となる胸部側面の模様。2本の黒条がある。

キイロサナエによく似ていますが、

♂では,尾部下付属器の先端が上付属器とほぼ同じ位置になっているのが、キイロサナエとの違い。(上写真)

♀では,産卵弁が下方に突出していないのがキイロサナエとの違い。

キイロサナエの方は、珍しいトンボなので、僕は見たことないです。キイロサナエが生息する湿地には何度も行ったことありますが、キイロサナエは全く見れず。。いつか見てみたいものです。

肉食用昆虫ゼリーを食べてる様子。かわええ。

ルリクチブトカメムシ

2019.5.19撮影

カメムシ科クチブトカメムシ亜科。

学名:Zicrona caerulea ←宝石の「Zircon」から来ているのかなぁ?

体長6〜10mm

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「カメムシ嫌いな方々、、見てください!!! こんな宝石みたいなカメムシいるんですよ!!」って主張したくなった。。

ホントに綺麗な瑠璃色ですねぇ。

玉虫厨子があるなら、瑠璃口太亀虫厨子もあってもいいんじゃないかみたいな(笑)

あと、実は、背中だけじゃなくてお腹まで真っ青なんですよ。

まさに、顔が青ざめる😨くらいびっくりな色のカメムシ!!

ちなみに、彼らは、肉食で、カミナリハムシ類を好んで食べます。

ツマグロバッタ

メス

バッタ科トノサマバッタ亜科。学名:Stethophyma magister

体長30〜50mmくらい。鳴き方:チャッチャッ

別名:ツマグロイナゴモドキ、ツマグロイナゴ

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実は、このバッタ、オスの方が有名なんですよね。上の写真はメスです。

下の写真がオスです。こんなぼやけた写真しか残念ながら持っておりません。

オスは、体が黄色っぽい。

オス

このバッタの特徴は、翅端と後脛節が黒いこと。

ホントに綺麗なバッタなんですけど、こんな写真しか持っておらず、皆さんにお見せできないのが残念です٩( ᐛ )و

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急に話題変わりますが、、

実は、僕、小学生の頃は、バッタがそこまで好きじゃなかったんです。

昆虫大好き人間だった僕が、唯一そこまで好きでなかった分類群でした。

ま、嫌いってわけじゃなかったし、全然触ることもできたけど。

なんでかは分かりませんが。。。

今は大好きです(笑)